4月⭐️ツクルKids 活動報告

2024年4月30日

　日中は少し汗ばむくらい暖かい日が増え、過ごしやすい季節になってきましたね。新年度となり早くも1ヶ月が経ちました。進学・進級おめでとうございます。今年度も子どもたちのペースを大切にしながら、「できた！」の喜びを感じられるよう楽しく活動していきます。4月の活動の様子をお伝えします。

★動の活動（うごいてあそぼう）

　・マット運動

　体幹を鍛えたり、体の柔軟性を高めたりすることをねらいに、マット運動を行いました。体を回転させたり、たかばいや跳び箱を跳ぶ際の動きを床でやってみたりしています。横転では、顔や頭がつかないように回る回り方に挑戦しました。体の向きが変わった時に顔の位置をどう動かせばいいのか、頭にハテナが浮かんでいる様子もありましたが、ゆっくり考えながら自分のペースでコロコロと回ることができていました◎ 前転の時にも安全のために「おへその方を見る」「頭の後ろを床につけて回る」の2つを意識して取り組んでもらいました。背中をしっかり丸めるのが難しい子もいましたが、スタッフの言ったことを一生懸命意識してやってみようとする姿が見られ、みんな上手にくるんっと回ることができました。

　・コーンかけっこ

　様々な身体感覚を味わい、設定された環境に合わせて体を動かすことをねらいに、コーンかけっこをしました。最初は普通にかけっこをした後、横走り、後ろ走りをしました。特に横走りは難しかったようで、はじめは横向きのステップになっていましたが、スタッフとゆっくり動きを確認した後は上手にできる子が増えていました。コーンをたくさん置いて、スラロームのようにジグザグに走ったり、途中のコーンはぐるっと1周回ったり…色々な走り方でかけっこを楽しむことができました。

★着座の活動（すわってあそぼう）

　・ちぎり絵

　桜のきれいな時期に、ちぎり絵をしました。手先の巧緻性を高めることや糊の使い方に慣れることをねらいとしています。「綺麗やからこれだけがいい」と花紙だけで桜を作ることを決めた子や、色味の好きな折り紙にする子、それぞれが自分なりにイメージを持って選んでいました。糊を塗る際には速さを求めて量がつい多くなってしまうことも…。声をかけられると塗りすぎたものを指で掬い取って容器に戻すことができました。年長さんはみんな花びらを貼り付ける時にきちんと枝の先に貼り付けて花らしくなるようにしていて、その観察眼にスタッフはみんなびっくり。自分のイメージを大切にしながら、素敵な桜のちぎり環境に合わせて絵が完成しました。

・折り紙（鯉のぼり）

　もうすぐ子どもの日なので、鯉のぼりの折り紙を折りました。季節の行事について知ることや手先の巧緻性を高めることがねらいです。どうして鯉のぼり等を飾るのかについてスタッフの話を聞いてから作っています。スタッフが折る様子を見ながら折っていましたが、折り筋をどう使うかや紙の向きが難しく、なかなか苦戦していました。わからない時には「先生教えて」と呼ぶようスタッフから話をしており、「先生手伝って」「教えて」と伝えてくれています。手助けされながら最後まで頑張って取り組み、自分だけの鯉のぼりの完成に喜んでいました。

★個別の活動（せんせいとあそぼう）

　・こんな時どうする？

　困り事に出会った時にどうするかを考えてもらう活動をしました。「誰かの物を壊した時」「今やることがわからなくなった時」「体がしんどい時」など、生活の中で身近に起こりそうな出来事から考えています。「直してもらう」「先生に言う」「休む」などの行動はしっかり思い浮かぶ子は多いのですが、「じゃあそれは何て言って伝えたらいい？」と問われると、考え込み静かになっていました。スタッフが場面を再現したり、何に困っているのか細かく過程に分けて話しながら整理することで、「ごめんなさいと、直してって言う」「お友だちに何したらいいか聞く」「お母さんにお電話してって言う」など適切な伝え方を考えることができました。年中さんはイラストの行動が良いことか悪いことかを考えてもらう活動をしました。前にも行なった活動だったこともあり、正解を選ぶことができていました。今後、日常生活にも活かしていけるように工夫して関わっていきたいと思います。

　・切り抜き遊び

　はさみの使い方を知ること、慣れることをねらいに、切り抜き遊びをしています。年長さんはイラストを点線で切り抜く、年中さんは点線で1回切りをする方法で行いました。年長さんは花壇かお弁当の2種類のイラストから選び、年中さんは乗り物や人などのイラストが短冊状に並んでいるものを切っています。に点線にはさみを合わせることが難しい子もいますが、ゆっくり自分のペースで丁寧に合わせてからチョキン！絵を切らないように気をつけながら、切り抜くことが出来ました。切り抜いたイラストは台紙に貼り付け。切り抜いてすぐに配置を考えて置いていたのでセロテープで貼っています。とても集中していたので、終わった後には少し疲れていましたが、作品の完成に達成感を感じていました。