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2月⭐️ツクルKids活動報告
例年より暖かい日が多く、早々に木々や花が芽吹き始める様子に、少し早めの春の訪れを感じる時季になりました。子どもたちの卒園や進級も近づき、成長をお祝いしてくれているかのようですね。2月の子どもたちの様子をお伝えします。
・フープ遊び
フープを床に並べ、ケンケンパーをしたり、手の動きも加えて飛んだりして遊びました。リズム感やバランス感覚を養うこと、体幹を鍛えることをねらいとしています。まずは普通のケンケンパー。普段から休憩時間にKids内にあるマットでケンケンパーをして遊んでいることもありみんなリズムよく飛んでいました。「ちょっとレベルアップするよ〜」と、後ろ向きでケンケンパーをするように伝えたり、『パー』の位置を真ん中だけじゃなく左右にずらしてみたりすると…「えぇ〜こんなん難しい!!」と苦戦していました。「ゆっくりでいいからね」とスタッフから伝え、進む方向をしっかり確認しながら自分のペースでフープの位置の通りに飛べるよう頑張っていました。手の動きを加えると、(足がパーの時は手はどうするんだっけ…)と頭を使いながら体を目一杯動かすことができました。
・ゴムとび
ボディイメージを養ったり、自分のできる飛び方を考えてルール内で工夫して遊んだりすることをねらいに、ゴム飛びをしました。まずはひっかからないようにしながら、ハードル走のように飛んだり、半回転捻って飛んだり、ケンケンで飛んだり…と色々な飛び方があることを伝えました。「簡単簡単♪」とゴムが低いうちはどの飛び方もみんなスムーズです。段々と高くなってきてジャンプでは届かなくなると「難しい」「飛べない」と話していたので「引っかけ飛び」も伝えました。自分の足がその高さまで上げられるか、引っ掛けた後に向こう側へ飛び越えられるか考えながら取り組んでいました。どうしても難しい場合には「先生低くして〜」とスタッフに頼んだり、「こんな飛び方は?!」と見本からアレンジした飛び方にチャレンジしてみたりして楽しみました。
★着座の活動(すわってあそぼう)
・毛糸で雪の結晶作り
綿棒の骨組みに毛糸を巻き付けて雪の結晶作りをしました。季節を感じる製作を楽しむことや、手先の巧緻性を高めることをねらいとしています。見本を見て「毛糸ふわふわなん?」「この形作りたい!」と目を輝かせていた子どもたち。巻き方を理解するまでは「どうやったらできるん…」と困る様子もありましたが、傍でスタッフが巻き方を伝え、コツを掴むと職人のように集中して黙々と巻き付けていました。毛糸の色を変えたい時には、手を挙げて言ってねと伝えたところ、元気いっぱい手を挙げて「色変えて!」とスタッフに言うことができています。完成すると「お部屋に飾りたいな」「カバンにつけたい」「ママにプレゼントする」と作品をどうするか嬉しそうに話していました。
・質問くじ
自分の思いや考えを言葉にすることをねらいに、質問くじをしました。「今日はまったりおしゃべりしよう〜」と、子どもたちとスタッフで順番にくじを引いてお話しています。今回は「好きな〇〇はなんですか?」「〇〇したことがありますか?」などの、好みや経験を問う質問のくじを入れました。時々、耳慣れない言葉がくじの中で出ることもありましたが、スタッフから意味説明を聞いて「ん〜じゃあ〇〇がいいかな」と考えて答えることができました。「お化粧してないお母さんの方が好き、お化粧好きくないから」「好きなおにぎりはゆかりおにぎり」「ペットいる、名前は〇〇、こんな子だよ」など、自分なりに言葉にして答えてくれ、普段の会話の中ではなかなか知れなかったこともお互いに知ることができました。
★個別の活動(せんせいとあそぼう)
・誰がどこで何をした
定型的な文の作り方を知ること、文章を作る面白さを経験することをねらいに、絵カードを使って文章を作る遊びをしました。絵カードをくじ引きのように引いて、「〜が、〜で、〜した」とテンプレートに当てはめて文章を作っています。主語用に動物のカードをたくさん入れていたこともあり、「パンダが郵便屋さんに?」「ラクダが消防署?」と、いるはずのないところに動物がいるという文章になることが面白いようでした。また、主語と場所のカードを引いた後は、文脈に合う述語を自分で選びたいという子もいました。この定型文では、場所以外の修飾語がないので、「何を」「どのようにして」といった内容が抜けています。抜けている部分については子どもたちに想像で補ってもらいました。想像を膨らませて、ちょっとした物語が1つできることもあり、楽しんで文章作りをしていました。
・読み聞かせ『かってもまけてもいいんだよ』
勝敗を気にせず、何事も楽しむ気持ちを持ってもらうことをねらいに、『かってもまけてもいいんだよ』を見ました。主人公・ガストンはゲームに負けることが面白くなく、不機嫌になってしまいます。ガストンがお友だちから「負けても楽しむことが大事」といったことで慰められている場面を見て「でもそんなんおもんないやん」「勝った方が楽しいやん」とガストンに共感する姿がみられ、身近な話だと感じている様子でした。感想を聞くと、「負けるの嫌がってた」「色変わって怒ってたで」とガストンの姿で印象に残っていた部分をみんな話しています。「誰かと一緒に遊んでる時に、負けそうやからやーめた、って途中で抜けられたらどう思う?」と尋ねられると「嫌な気持ち」「悲しい」「遊べなくなる」と答えてくれています。「負けた日があっても別の時には勝てるかもしれないし、楽しむことが大事だよ」と振り返りをスタッフが話すと「わかった」「でも負けるのは嫌やな〜」と感じることがそれぞれあったようでした。