放課後等デイサービス「ツクル」は、 ITに特化した療育で子ども達のITスキル、ソーシャルスキルを支援します。

9月⭐️ツクルKids 活動報告

2023年10月2日

 日中のお日様にはまだ暑さを感じますが、朝晩は涼しい日も増えてきて、少しずつ秋の訪れを感じる頃となりました。夏休み明けや気温差などで体調を崩しやすい時期も重なり、様々な感染症が流行しているようなので体調管理や感染症対策に気をつけながら活動していきます。9月の子どもたちの様子をお伝えします。

 

★動の活動(うごいてあそぼう)

・箱推し競争

 体幹を鍛えることをねらいに、段ボール箱で箱押し競争をしました。小学校での掃除の雑巾がけにもつながる体の動きになります。大・中・小の3つの大きさの箱を用意しましたが、“どの箱が押しやすいかな?”とお試しで押してみて、運びやすさを考えて選ぶ子どももいました。箱を潰さないように押す力をコントロールしながら走り抜くことができました。また、子ども同士だけではなく、先生vs子どものチームでの競争も行いました。勝つためにどうしたら良いか相談して協力したり、「がんばれー!」と応援したりして、最後まで楽しんで取り組んでいます。

・かかしさんお手玉/フープ

 両手を広げ、片足で立った状態のところにお手玉を乗せたり、フープをかけたりする遊び『かかしさんお手玉・フープ』をしました。バランス力を鍛えたり、他者と協力したりすることをねらいにしています。スタッフのお手本を見て、「100秒くらい乗せれるで!」とやる気と自信に満ちながら挑戦した子どもたち。普通の片足立ちは難なくできる子でも、物を乗せたりかけたりした状態を保つのはなかなか難しく、途中で思わずクスクスと笑い出して物を落としてしまう場面もありました。スタッフに補助されながら、お手玉を乗せた状態・フープをかけた状態で数秒〜数十秒立つことができた時には達成感を感じている様子でした。

 

★着座の活動(すわってあそぼう)

・トンボのめがね

 トンボのめがねは水色めがね〜♪と、この時期にたくさん飛んでいるトンボの製作を行いました。手先の巧緻性を高めること、カラーセロハンによる目に見える景色の変化を楽しむことがねらいになります。スタッフからハサミの使い方についてしっかり伝え、めがねのフレームを切っていきました。ゆっくり慎重にはさみを動かして…フレームが出来上がった後は、カラーセロハンを貼り付け、体、羽も貼り付けて完成です。完成したメガネ越しにお部屋の色々な物を見て「黄色になった!」「青色や!」と視界の色の変化を楽しんでいました。

・米粉粘土

 今年は9/29が十五夜、お月見の日なので、最終週に米粉粘土で遊びました。季節を感じること、感触の変化を楽しむことがねらいとなっています。お月見でお団子を供える理由について説明した上で「お団子でも使う材料で粘土遊びをします!」と子どもたちに米粉の入った袋を渡しました。粉の状態の触り心地や音を「気持ちいい、サラサラしてる」「ギュッギュとかガリガリとか聞こえる」と感じた後、「これほんまに粘土になるん?」と不思議そうにしていましたが、水を入れてこねていくと…「ぷにぷにしてきた」「これも気持ちいい」とできるまでの過程も面白がっていました。粘土になった後は、お月見団子を作ったり、とにかくこねて感触を楽しんだり、思い思いに遊んでいました。

 

★個別の活動(せんせいとあそぼう)

・よく聞くワーク

 ワーキングメモリを鍛えたり、話を聞く姿勢作りをしたりすることをねらいに、『よく聞くワーク』をしました。まずはじめにプリントに描かれたイラストの名称を知っているかスタッフと確認します。スタッフが話を終えるまでは鉛筆を持たずに話を聞くことがルールで、最初のうちは話の途中で鉛筆を持って書き出そうとする姿もありますが、一度、「まだだよ〜」と声をかけられた後からはしっかりとルールを守って取り組んでいました。また、話を聞いた後に、指示を忘れた時やわからなかった時には「もう1回言ってください」と伝えることもできました。話や指示を聞いて行動できることや、忘れた時・わからなかった時に「教えてください」と言えることは、園生活でも学校生活でも大事になる力です。今後もその力をつけられるように継続的に取り組んでいく予定です。

・時間割通り入れてみよう

 年長さんを対象に、小学校の時間割通りにランドセルに教科書を入れる活動をしました。就学を意識すること、持ち物を自分で用意する意識を持つことをねらいとしています。時間割表を見るのも初めての子どもたち、スタッフが説明する前は表を左から右に向かって見ていましたが…小学校では活動が時間ごとに区切られ「○時間目」と呼ぶこと、上に曜日があり1日分は縦に見ていくこと、横の数字が何時間目かを表すことを説明されると理解することができました。自分で曜日を選び、その曜日の時間割を実際にランドセルに入れていきます。気になった教科書を入れたくなることもありましたが、「この曜日の時間割にそれはいる?」とスタッフに問われると「いらないね」と横に置くこともできました。用意ができた後、実際にランドセルを背負うと嬉しそうににっこりしていた子どもたちでした。小学校が楽しみですね♪

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