放課後等デイサービス「ツクル」 ITに特化した療育で子ども達の技術習得を支援します。

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療育コラム eSports – いつの日か訪れる健常者と障害者の『下克上』時代

2019年2月23日

あえて『競う』楽しみの中での『挑戦』。

日頃ツクルでは発達障害の児童達が一生懸命にIT療育で訓練を受けています。

『好きこそモノの上手なれ』という “ことわざ” がありますように、楽しみこそ本来持っている秘めた力を最大限に発揮する原動力であると私は考えます。

しかし・・・言ってもそれは『訓練』。
子ども達からの意見として、時にはもっと楽しく、もっと自由に、そしてゲームならではの「勝敗」を求める声も少なくありません。Fortnite がしたいとか。

それならば、この平成の終わりの時代、特別なスーパーゴールデンウィークに、普段ツクルでは出来ない特別なイベントをということで、一度「勝敗」にこだわったゲームをマインクラフトでやってみようと企画いたしました。
日本では eSports という言葉に最近やっとなじみが出てきたのですが、海外ではこれを生計に自立したプロプレイヤーも存在し、サラリーマンの年収を遙かに超えるセレブプレイヤーも沢山存在します。
ゲームのコントローラーや、マウスやキーボードさえ操作できれば・・・同じ土俵にたって日夜『戦い』を生業にしています。

そう、これはスポーツなのです。

野球もサッカーもテニスもアメリカンフットボールも、ボールやグラウンドがあれば戦えるように、eSportsもコントローラーやマウスとキーボードがあれば、スポーツと同じように戦えるのです。

 

eSports こそバリアフリーな戦いができるフィールド。

私の息子は発達障害(知的)ではありますがゲームが大好きです。
特に任天堂のマリオシリーズが大好きで、マリオカートなんかは三姉弟の中ではいつもトップです。
姉も弟も勝てません。。

ある日、息子がマリオカートのオンラインでプレイしているのを見ていた時のことです。
今日はインターネットを介したマルチプレーでレースをするというので

「へぇーそんなことできるのかぁ」

と何気に見ていると・・・そのマリオカートの各プレイヤー達は、自分の頭の上に自国の国旗を掲げてレースをするのです。
そして合図と同時に各車一斉にスタート。
ある人はドリフトを駆使して、またある人は爆弾やバナナの皮などのアイテムを駆使して・・・おのおのの走りを繰り広げながら皆一斉にゴールを目指します。

「あの、アメリカ人強い!」
「あのフランス人ずるい!」

当の息子はブツブツ言って走り続けています(笑)
普段あまり勝負事に興味がない・・・というか『勝負に負ける』ことを恐れてか『勝ちたい』という気持ちを前面に出すことがなかった息子が、メラメラと闘志を前面に出しつつコントローラーを裁いています?!

そしてゴール!!
なんと私の目の前で一位を獲得して大喜びをしていました!

「まさか、あのアメリカ人もフランス人も、こんな遠く離れた日本の発達障害児に負けたとは思っていないだろうな・・・」

と私は思った時、

「あれ??これは・・・ひょっとしてこの世界は健常者との垣根がないのではないか?!」

と考えました。
もちろん身体機能的にコントローラーを持てない人も沢山おられます。
しかしそういった人たちにも、近年この分野のバリアフリーな世界に可能性を見いだして、大手のメーカーも機能補助に舵を取り出しました。

 

障害者向け拡張可能コントローラー「Xbox Adaptive Controller」日本含む17カ国でも発売決定

【GameBusiness.jp 様より】

もちろん始まったばかりの取り組みですが、今後の技術の革新に期待ができるところです。

 

いつの日か訪れる健常者と障害者の『下克上』時代。

申し訳ございません。少し表現が不適切であるかもしれません。
しかし思いはここに真意があります。

自分のことを健常者であるや、あの人は発達障害であるとか、そんなことを決めているのは、自分のことを健常者だと勝手に名乗っている人たちです。
本来の人の価値は、すべてにおいて平等です。
この eSports は、障害という垣根を越えて戦える可能性があるフィールドなのです。
プロの eSports の選手の中にも発達障害である方は沢山おられると思います。

そんな選手達に堂々と憧れる・・・私はとても素晴らしいことだと思います。

がんばれ!生徒諸君!
勝利の栄光を君に!!
※昭和のアニメを象徴したセリフですみません。

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